今日は3年生が豆腐作りを行いました。
『すがたを変える大豆』の教材を通して、大豆から豆腐が作られるまでの変化を説明文で学び、今日はその実践でした。
ふっくらと水を含んだ大豆を見て、『大きくなってる!』『つやつやできれい!』と、
自分たちが1年かけて育ててきた大豆の変化を喜んでいました。
まずは、水で戻した大豆と水とをミキサーにかけて、生呉(なまご)をつくります。
とろとろになったものを、鍋に入れ、弱火で火を入れます。50℃くらいになったところで、絞り袋を使い豆乳とおからに分けていきます。火を加えることで、大豆の香りが漂ってきます。
絞るのにも力がいるし、やったことのない作業で最初は手間取っていましたが、班の中で順番にチャレンジすることで、最後の方にはとても手際よく、豆乳を搾り取り、おからを回収することができていました。
そして、この豆乳を再度鍋にかけ、約90℃まで温度をゆっくりと上げていきます。
この時に、焦げないよう辛抱強く鍋の底をゆっくりとかくことがポイントです。
その後、70~80℃まで温度を下げ、ここで『にがり』の登場です。
にがりを入れた後は、ゆっくりと3回かき混ぜるだけで、あとは固まるのを待ちます。
固まってきたところをざるに上げ、水気を切っていきます。
最後に水にさらして、アクを抜いていきます。
出来上がった豆腐を食べた子供たちの反応は、、、『今まで食べてきた豆腐の中で一番おいしい!!』『生きててよかった~!』などなど、キラキラとした目で教えてくれました。
教科書で学んだことが、目の前で実際に起こっているということは、本当に色濃く記憶に残ることと思います。
私自身、豆腐作りに参加するのは初めてで、『調理は化学だなぁ。』と改めて感じました。
みんな笑顔で、半丁ほどぺろりと食べていたのには驚きでした。(栄養教諭)